コーチングを学んでいると「一人一宇宙」という言葉がよく出てくると思いますが、それはどんなことを意味しているのでしょうか?
一般的に考えると、皆、同じ宇宙の中にいて日々生活していると思っていますが、実際それはそうなのですが、コーチングでの理論はまた違った考えになります。
一人一人、それぞれが見ている世界(宇宙)は違っていて、認識している世界(宇宙)もそれぞれ違うということです。
例えば、タピオカジュースが好きな人にとっては、タピオカを見かけると「タピオカジュース飲みたいなぁ。」とタピオカジュースが目には留まるかと思いますが、タピオカを知らない人にとっては、タピオカが食べ物かどうかも分からず、”黒く丸く得体の知れないもの”という風に思うことはあったとしても、だいたいの場合は意識にも上らないと思ます。
ある人にとっては大好きな食べ物であっても、またある人にとっては人生にあっても無くても全く関係もないものであるのです。
もう一つ例を出すと、ある人にとっては、ディズニーランドが人生においての一番の楽しみであったとしても、またある人にとっては、それはあってもなくてもその人の人生には全く何の影響も与えないかもしれません。
見えている世界(宇宙)、認識している世界(宇宙)は一人一人違っていて、その違う世界(宇宙)についてどうこう言い合うのは全くのナンセンスで意味のないことです。
そう考えると、一人一人、皆違っていて当然という認識が生まれ、違いにフォーカスするのではなく、違うところはあるのは当たり前でなのだから、その人の”良いところ”を見つけて”伸ばす”という方向に向いていきます。
人の欠点ばかりを指摘し合っても何も生まれませんので、”その人の良いところ”だけを見つけて褒め合って伸ばし合えば、自然と良い社会になっていくのではないでしょうか?